忘れてたお菓子

のんびりとした昼下がり。けろーにょさんたちはなぞなぞ遊びをしているようです。



空から降ってくる、甘いものは何だフモ？

マシュマロだフモ！

人間界では降って来ないフモ。
答えはあめだフモ？

みんな～、ダンナさんの机の上で、はろいんのオバケの絵がついたお菓子を見つけたフモ！


あ、また勝手にダンナさんのお部屋を物色していたわね。後で叱られても知らないよ～。
でも、ダンナさんがハロウィン用のお菓子を買っていたのは知らなかったな。
早くけろーにょさんたちに渡せばよかったのに。



勝手に持ってきたらダメだフモ？

大丈夫だフモ。
ダンナさんはいつだってお菓子を全部くれるフモ。

そろそろおやつの時間だフモ。

じゃ、飲み物の用意をするフモ。

あ、一緒に手伝うフモ。


そうね。ダンナさんはお菓子を食べないから、いつもけろーにょさんたちに全部あげているもんね。
ハロウィンの日は帰りが遅かったから、きっとそのまま渡し忘れていたんじゃないかしら。



ダンナさん、いただくフモ～。

カリカリして、おいしそうだフモ。

ハロウィン用だから、きっとカボチャ味だフモ。

カリッ。　．．．．．．うっ

ハートポシェットさん、どうしたフモ？


んっ？ハートポシェットさん、どうしたの？　お顔が赤くなってきたけど．．．。



か、辛いフモーッ！

くわぁぁぁ～っ。み、水．．．。

お口がヒリヒリするフモ！

こ、これ、何だフモッ？

え～と、これは．．．んっ？暴君ハバネロ？


えっ？それは、ダンナさんのビールのおつまみの激辛とうがらしスナック！
た、大変！みんな早くお水を飲んで。
あ～ぁ、しばらくはお口の中がヒリヒリだよ～。

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