フモフモさんといっしょ

作詞に行き詰まったエリート・ロックさんは、悩んだ挙句、ピンクのけろーにょさんに協力を求めたようです。
そしてピンクのけろーにょさんは困っているのならと事情も聞かず、すぐに来てくれることになりました。
いつも心配して力になってくれる、優しくて頼りになるけろーにょさんです。


ピンクのけろーにょさんに、女の子の気持ちを教えてもらうフモ？

フモッ。誰かを好きになったらどうなるか、聞いているうちに何か曲のヒントになるかもしれないフモ。

あんなことを言って、ややこしいことにならなければいいフモ。

ややこしいことって何だフモ？


えっ、それはどういう意味なの？
ピンポーン。あ、ピンクのけろーにょさんが来たみたいよ。


は〜い。すぐに行くフモ〜。

もしピンクのけろーにょさんがエリート・ロックさんのことを好きだったら？
その好きな相手からどんな気持ちか聞かれるわけだフモ。

あ〜。エリート・ロックさんは鈍いところがあるから、きっと気づかないフモ。

好きな相手が、かみなりぐもさんの可能性だってあるフモ。


あ・・・それは考えなかったわ〜。
いつも気にかけて助けてくれるのは、もしかしたら好きな相手がこの中にいるからかもしれない、っていうわけね。
もしそうなら、様子を見ながらうまく話を聞かないと・・・あっ、ピンクのけろーにょさん、こちらへどうぞ〜。


ねぇねぇ、ピンクのけろーにょさん。好きな相手はいるフモ？

ああっ、そんな聞き方をして・・・。

そうだフモ。いきなり失礼だフモ。

えっ？いませんし、いても言いませんよ。
協力して欲しいことがあるっていうから来たのに、何なんですの？

そのことなんだフモ。実は・・・。


ごめんなさいね〜。ほら、ちゃんと事情を説明して。
恋する女の子の気持ちがわからなくて、素敵な恋をしていそうなピンクのけろーにょさんに教えてもらいたいって思ったんだと思うの。
よかったら、協力してもらえないかしら。


好きな相手の前では、どうなるフモ？

そうですねぇ。こう見えても私、緊張して、顔が赤くなって、何も喋れなくなるんですよ。

あぁ・・・ということは、この中には絶対にいないフモ。

フモッ。フモッ。余計な心配だったフモ。

んっ？何がだフモ？


そっか。うちに来るといつもいっぱい喋ってるし、合気道で倒したり、お酒に酔ってからんだりしているわけだから、この中に恋するお相手がいるわけないよね。
ちょっとがっかりしたような、安心したような、複雑な気持ちだわ〜。