フモフモさんといっしょ

けろーにょさんたちにせがまれて、山へ紅葉を見にきました。

ここは紅葉が有名な場所というわけじゃないから、あまり混んでいないし、穴場だね。


ここでお花見みたいにおべんと食べたかったフモ。

せっかくだから、ピンクのけろーにょさんも誘ったらよかったフモ。

まだ新型コロナが心配だから、誘うのはやめたんだフモ。

多分、ピンクのけろーにょさんも今頃どこかで紅葉狩りを楽しんでいると思うフモ。


そうだね〜。今はちょうど見頃だから、みんなそれぞれお出かけしているかも。
今日も偶然に誰かと会えたりしてね。


あっ、ほら、あそこを見るフモ！
歌姫さん・・・。

ええっ、どこだフモ？

こんなところにどうして？

誰も見えないフモ〜。

ん〜？怪しいフモ。本当にいたフモ？


誰もいないじゃないの。さては嘘をついたのね。


嘘を言うのはよくないフモ。
歌姫さんがこんなところにいるわけがないフモ。

嘘なんかついていないフモ。
今のは歌姫さんみたいに真っ赤な葉っぱだって言いかけたんだフモ。

えっ？そうだったフモ？

紛らわしい言い方だフモ。


あ、そうだったのか。
歌姫さんみたいにって言いかけた時に、言葉を遮っちゃったんだね。


エリート・ロックさんたら、歌姫さんて言った瞬間に「どこだフモ？」って声を出したんだフモ。

そうだったフモ〜。

反応が早かったフモ。

そんなに歌姫さんに会いたかったフモ？

えっ・・・。


プッ！エリート・ロックさんたらみんなにからかわれちゃって。
ほらほら、ほっぺが周りの葉っぱみたいに赤く染まっているよ〜。